平和市民公園能楽堂について
能舞台のひみつ
平和市民公園能楽堂の能舞台は全国でも有数の檜舞台で、橋掛かりを含む床材には樹齢200年以上の無節材を使用しています。本舞台の17枚の床板は正面に向かって3cm傾斜しています。能舞台の命とも言えるこの床板は、日頃から丁寧に拭きあげ、檜独特のツヤを出しています。
また、外側からは見えませんが、舞台の床下には甕(かめ)が置かれています。これによって甕の空洞に音が反響して音響効果が上がり、足拍子を踏んだ時の音やお囃子の音などがちょうど良い音で聞こえるように工夫されているのです。
四季折々の風情
和風庭園に隣接した平和市民公園能楽堂。エントランスホールからは四季折々の風情を楽しむことができます。季節の移ろいを身近に感じていただける立地を生かし、春には「桜茶会」、秋には「観月祭」を実施しております。
2015年には「大分市きれい100選事業」の景観モデル賞に選出されました。
多彩な催し物
平和市民公園能楽堂の舞台は、全国でも珍しい、目付柱の取り外しが可能な能舞台です。能楽以外にも民謡やコンサートなど多様なジャンルの公演に対応できます。民謡や尺八をはじめクラシック演奏など、大分の皆様の文化活動の発表の場としてご愛用いただいております。
発表会に
和の装いが映える舞台は、琴や三味線などの邦楽、詩吟、民謡、舞踊など古典芸能の発表会に長年ご利用いただいています。
コンサートに
音響効果に優れた能楽堂は、落ち着いた雰囲気のクラシックコンサートや、ジャズ、ボサノヴァなどの上質なライブにもぴったりです。
講演会に
老松が描かれた鏡板を背景に、厳粛な雰囲気の漂う舞台は、講演会やシンポジウム、各種式典などにもご利用いただけます。
作品展・ワークショップに
静かな和風庭園を見渡すロビーや、広々とした和室の楽屋は、写真や陶器などの展示会や各種ワークショップにご活用いただけます。
施設概要
仕様
開館日:平成2年4月4日
建築面積:約2,100m2
構造:鉄筋コンクリート造・平屋建
総事業費:8億5500万円
見所:椅子席375席、桟敷席・補助席193席 計568席
舞台:5.9m四方
橋掛り:幅2.4m、長さ11.4m
楽屋:和室4室(各室14畳)
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能面展示
開館時間
9:00~21:30(17:00以降のご利用がない場合は17:30に閉館)
休館日
毎週月曜日(※国民の休日と重なった場合は、その日以降の休日でない日が休館日となります。)
年末年始は12月28日から翌年1月3日まで休館
見学
随時受付中
ただし、舞台利用時・公演時はご見学いただけない場合がございます。
企業・団体での見学はご希望の日にち・時間帯を事前にご連絡ください。
伝統文化を身近に感じていただき、能楽堂をより多くの人々に広く知っていただくため、雑貨や食品などの『能楽堂オリジナル・グッズ』を制作いたしました。ご来館の記念やお土産に、ぜひお手にとってご覧ください。
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